地域包括支援センター看護師・保健師臨時部会
日時
フレイル予防
今回はフレイル予防のお話をさせていただきました。
薬剤師としてフレイル予防を考えた時に薬からフレイルをどう考えるかよりも、フレイルの末端が糖尿病、高血圧である事に着目して、心不全のステージAも同じように糖尿病、高血圧である事をお伝えして、高齢者にはフレイルの言葉よりも心不全予防と伝える事の方が理解していただけるのではと考えてお話しいたしました。
そして、毎日取り組める予防はなんだろうか?と考え体重を毎日測る事を提案いたしました。
当たり前のようですが、毎日測る事で体脂肪率、骨格筋率等注目出来る点も数々あると思います。
食事をとりすぎたかな?最近運動してないかな?と気付けるきっかけにもなり、急激に体重増加等確認できる機会があれば、心不全にも気付けるきっかけにもなります。
また、患者様とのお話の中で食事の相談になることもあります。
その中でバランスの良い食事と括ってしまう事もありがちですが、漢方医薬学に陰陽五行論があります。
これを使えば季節に応じて必要な食事が提案しやすくなり、臓器を守り病気にかかりにくい体を作るきっかけにもなります。
未病につながる考えを患者様が理解できれば、小田原のフレイルも減少して行くとお話いたしました。
SDGs未来都市
小田原市はSDGs未来都市に選定されています。
今後、五行論の考えと共に地元の食材を活かした季節の食を提案した街づくりをして、地域の活性化に繋げる事も提案させていただきました。
今後地域包括支援センターを通して街の未来が明るくなるように薬局も努力して行きたいと思います。ありがとうございました。
みなみぐち薬局のSDGsへの取り組み
執筆者土橋弘靖(薬剤師)
- 研修認定薬剤師
- 認定実務実習指導薬剤師
- 認定がん医療ネットワークナビゲーター
- スポーツファーマシスト
- 日本在宅薬学会バイタルサインエヴァンジェリスト
- 腎臓病薬物療法単位履修修了薬剤師
- 心電図検定3級