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2025.3.21

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季節のお話

連休を楽しむ!乗り物酔い予防と疲れ回復

春の連休は多くの人々にとって楽しみな時期ですが、計画を立てているときに乗り物酔いや連休疲れが心配になることもありますよね。せっかくの時間を楽しく、快適に過ごすためには、これらをしっかりと対策することが大切です。これから、その原因や症状、そして具体的な対策について詳しく見ていきましょう。

乗り物酔いの原因と症状

乗り物酔いは、車や飛行機、船などの移動中に発生することが多い体調不良の一つで、その原因と症状を理解することで、予防策を講じることができます。以下に乗り物酔いの主な原因と症状を挙げてみましょう。

乗り物酔いの原因

三半規管の混乱

視覚情報と体の動きのズレによって、脳が混乱し、自律神経のバランスが崩れることが主な原因です。例えば、車内で読書をしていると、目が静止しているにも関わらず、体は揺れているため、このズレが酔いを引き起こします。

ストレスや不安

移動中に対する不安や緊張が、体調を悪化させることがあります。特に、飛行機や長距離移動などで不安が強い人は、酔いやすい傾向にあります。

空腹や満腹

空腹状態や食べ過ぎは、胃の不快感を助長し、乗り物酔いを悪化させます。特に、脂っこい食べ物を食べた後は酔いやすいです。

乗り物酔いの主な症状

  • 吐き気や嘔吐
  • めまいやふらつき
  • 頭痛
  • 冷や汗
  • 胃の不快感
なかいまち薬局のぴょんすけ

これらの症状は、移動中に発生することが多く、ひどくなると旅行や帰省の楽しみが台無しになってしまいます。予防策をしっかりと講じることが重要です。

事前にできる乗り物酔い対策

乗り物酔いしにくい体を作る

普段から規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠を取ることが大切です。また、適度な運動をすることで、自律神経が整い、乗り物酔いしにくくなります。

食事に気をつける

移動の直前に脂っこい食事を摂ると、胃に負担がかかり、酔いやすくなります。移動前は軽めの食事を心がけ、食後はしばらく休むと良いでしょう。

酔い止め薬を準備する

移動の前に酔い止め薬を服用することが効果的です。長距離移動の場合は、持続時間が長いタイプの薬を選ぶと安心です。

アネロン「ニスキャップ」

乗り物酔いを予防するための薬で、長時間の移動に最適です。持続時間が長く、車や飛行機での使用にも便利です。

トラベルミン

酔い止め薬の定番で、乗り物酔いの予防・緩和に効果的です。吐き気を感じる前に服用すると、より効果的です。

センパア

子供にも使える酔い止め薬で、優しい処方になっているため安心です。家族全員で使える点が便利です。

乗車中にできる乗り物酔い対策

遠くの景色を見る

遠くの景色を見る

スマホや本を読むと、視覚と三半規管の情報がズレて酔いやすくなります。できるだけ遠くの景色を見るようにし、目の動きを安定させることが大切です。

換気をする

換気をする

車内の空気がこもると、気分が悪くなりやすいため、換気をしっかりと行いましょう。窓を少し開けることで、空気の循環が良くなり、酔いを和らげることができます。

体の姿勢を安定させる

姿勢を安定させる

座席の中でも揺れが少ない場所を選ぶことが効果的です。例えば、車なら前の席、船なら中央、飛行機なら翼の近くが揺れを感じにくい場所です。

ツボ押し

ツボ押し

「内関(ないかん)」という手首のツボを押すことで、吐き気を軽減することがあります。特に酔いがひどくなる前に、軽く押してみましょう。

酔ってしまったときの対処法

深呼吸してリラックスする

目を閉じて深呼吸をし、リラックスすることが重要です。呼吸を整えることで、心身の緊張が解け、酔いが和らぐことがあります。

目を閉じて安静にする

酔ってしまったときは、目を閉じて静かにしていることが有効です。体が揺れない状態にして、少し休んでください。

ミント系のガムを噛む

ミント系のガムを噛むことで、口の中をさっぱりさせ、酔いを軽減することができます。リフレッシュ効果もあるため、酔ってしまった際には試してみましょう。

水を飲む

酔いがひどい場合は、水を少しずつ飲んで体調を整えることが大切です。水分補給を行うことで、酔いが早く治まることがあります。

連休疲れの原因と対策

楽しい連休も、移動や遊びすぎが続くと疲れがたまりやすく、連休明けに体調を崩すことがあります。特に、睡眠不足や生活リズムの乱れが疲れの原因になることが多いです。連休中に疲れをためないための対策を見ていきましょう。

連休中の疲れをためない工夫

睡眠リズムを守る

休日だからといって夜更かしを続けると、体内時計が狂い、疲れが抜けにくくなります。連休中でもなるべく一定の時間に寝起きし、規則正しい生活を心がけましょう。

水分と栄養補給をしっかり行う

移動中や外出先では、水分補給が不足しがちです。こまめに水を飲み、ビタミンB群を多く含む食事を摂ることで、疲労回復を促進します。特に、野菜や果物を多く摂ると良いでしょう。

適度に休憩を取る

旅行やアクティビティの合間に休憩を取り、体をリラックスさせることが大切です。長時間の移動や活動が続くと疲れがたまりやすいため、途中で休む時間を作りましょう。

リラックスグッズで対策

ネックピロー(首枕)

長時間の移動において、首をサポートするためのネックピロー。快適な姿勢を保つために、酔いを予防するためにも役立ちます。

イヤープラグ(耳栓)

飛行機内の騒音が気になる方は、イヤープラグを使うことで、外部の音を遮断してリラックスできます。静かな環境を作り出し、酔いを防ぐためにも有効です。

冷感タオル(冷却タオル)

飛行機内で暑さを感じた時に冷感タオルを使うことで、体温を調整し、リフレッシュできます。乗り物酔いを予防するためにも、気分をリセットするのに役立ちます。

連休後のリカバリー方法

徐々に日常のリズムに戻す

連休明けに一気に仕事モードに戻ると、心身に大きな負担がかかります。少しずつ日常のリズムに戻すことが、スムーズなリカバリーにつながります。

軽い運動を取り入れる

ウォーキングやストレッチを行い、血行を促進することが疲労回復には有効です。軽い運動をすることで、体をリフレッシュさせ、疲れを早く取ることができます。

疲労回復に役立つアイテムを活用する

ビタミンB群のサプリメントや炭酸入浴剤、アイマスクやアロマなどのアイテムを活用することで、リラックス効果や血行促進が期待できます。特に入浴剤はリラックス効果が高く、疲れを和らげてくれます。

まとめ

春の連休を楽しむためには、乗り物酔いを予防し、連休疲れをためない工夫をすることが重要です。事前の準備や移動中の工夫をしっかり行い、連休後のリカバリーも意識しましょう。これらの対策を実践することで、楽しい連休を快適に過ごし、心身ともにリフレッシュすることができます。

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監修漆畑俊哉(薬剤師)

漆畑俊哉(薬剤師)
  • 株式会社なかいまち薬局 代表取締役社長
  • 日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師
  • 日本在宅薬学会 バイタルサイン エヴァンジェリスト
  • 在宅療養支援認定薬剤師

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