西湘日中友好協会「新春の集い」

日時
日中西湘友好会
令和2年1月19日小田原市「UMECO」にて西湘日中友好会新春の集いが開催されました。
日中友好の架け橋として講師の依頼があり参加して参りました。
当日は漢方薬の効き目、副作用、ドーピング薬についてお話をさせていただきました。

漢方薬と副作用について
漢方薬は最近証を診て症状を細分化することで様々な疾患に治療が使われるようになりました。またドクターも漢方の知識を取り入れる事が増えた為、治療効果も飛躍しています。
副作用も漢方薬はあまり無いといわれていますが、甘草の過剰摂取による副作用があります。
代表として偽性アルドステロン症が起こりやすくなります。
症状として、高血圧や頭痛、ほてり、不整脈等様々な副作用がある事をお話しさせていただきました。また普段副作用が無くても、抗菌薬内服後や急性胃腸炎による下痢後など腸内環境が変わると発症する事もお話しいたしました。
ドーピング薬について
オリンピックも近い為、薬のドーピングについて説明いたしました。漢方薬はドーピング陽性になる可能性があり禁止物質を含まない漢方にも注意が必要です。

また浅田飴や南天のど飴にも禁止物質が含まれている商品があるので、選手が体調悪いからと好意に渡した薬が禁止物質になりうる場合もある事をお話しさせていただきました。
今回の依頼を機に日中友好に関わるきっかけとなりました。日中西湘友好会の皆さまありがとうございました。
執筆者土橋弘靖(薬剤師)

- 研修認定薬剤師
- 認定実務実習指導薬剤師
- 認定がん医療ネットワークナビゲーター
- スポーツファーマシスト
- 日本在宅薬学会バイタルサインエヴァンジェリスト
- 腎臓病薬物療法単位履修修了薬剤師
- 心電図検定3級