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2020.5.29

手作り医療用ガウン制作

医療用ガウンの制作

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に尽力されている医療従事者の皆様、街の暮らしを支えるために働かれるすべての方々に、敬服のご挨拶を申し上げます。

さて、株式会社なかいまち薬局では、5月から自分たちでもできる何かをやってみよう!ということで、医療用ガウンを作成することにしました。

小田原保健福祉事務所管内の新型コロナウイルス感染者状況

2020年5月25日現在、小田原保健福祉事務所管内では、79例の新規感染者が発生しております。

特にクラスターとなっている箇所では、依然として緊迫した状況が続いております。管内の大きな病院としては、県立足柄上病院小田原市立病院があります。

県立足柄上病院

県立足柄上病院は「神奈川モデル」の3病院(新型コロナウイルス感染症における重点医療機関)に指定され、早くから感染患者の受け入れを行なっております。

小田原市立病院

小田原市立病院は、極めて残念ですが院内感染の拡大が起こってしまいました。報道されている通り、緊急事態宣言が解除された現在も予断を許さない状況であると言えます。

小田原市立病院はこれまでも、神奈川県西2次医療圏において唯一の救命救急センターかつ災害拠点病院として極めて重要な医療機能を果たしてきました。

救命救急センターとは

救命救急センターとは、3次救急(重症・緊急度が高く命にかかわる重症と定義)に特化して専門的な初期治療から入院治療を行える機能を持つ病院です。

小田原市立病院では、今回の院内感染を受け、新型コロナウイルス感染が疑われる救急医療(ER)はその重要な機能を停止しているようです(5月25日現在)。

コロナウイルス感染患者は無症状あるいは軽症であることも多く、さらには搬送後に陽性化するケースも指摘されております。

100%に近い検出能の迅速検査キットがない今、「感染が疑われない患者」を救急搬送時で特定することは困難を極めると考えられます。

したがって、事実上、これまでのような重篤な患者の救急搬送をも受け入れられないことを示しています。

また、外来受診も一部で規模を縮小・停止しており、2次的に地域に及ぼす影響は甚大であると捉えられます。

電話診療

小田原市立病院でも外来診察は電話診療を開始しています。電話診療につきましてご不明な点等ございましたら、最寄りの薬局(中井町の「なかいまち薬局」小田原市南鴨宮の「みなみぐち薬局」小田原市下新田の「健やか薬局」)まで、お気軽に薬局までご連絡ください。

PCR検査センター

5月中旬より、小田原市、足柄上郡でも各所PCR検査センターがドライブスルーで開設されております。

医療用ガウンの制作

地元医師会でも、雨ガッパやガウンを求めるなど、物資の不足は慢性的かつ喫緊の問題であると考えられます。

私たちも何か貢献したい、何かできることはないだろうかと、日々考えながらも、私たち薬局では、診断、処置、検査ができません。

そうした時、あるサイトで医療用ガウンがポリ袋で作成できることを知りました。これなら、私たちにも出来るかもしれない・・・!

私たちで作れるだけ送り、少しでも緩和できるように貢献しよう!そうした取り組みの中、46着のガウンが完成し、無事に小田原医師会を通じてお届けできました。

医療用ガウンのお届け

堀川病院様 医療用ガウンの作り方

医療用ガウン制作

医療用ガウンの詳しい作り方は堀川病院さまの「使い捨てガウンの作り方」をご参照ください。

まとめ

医療用ガウンの作成方法でご質問等ございましたら、随時ご連絡ください。

株式会社なかいまち薬局では、感染拡大を防止し、地域へ正しい情報をお届けし、医薬品に関する指導を徹底してまいります。

薬局は、薬を交換するための場所ではありません。薬剤師も医療者の一人であるために、街の暮らしに貢献して参ります。

引き続き株式会社なかいまち薬局をどうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

この街で暮らしていくために、私たちに今できることを。

抗原検査キット販売中

監修漆畑俊哉(薬剤師)

漆畑俊哉(薬剤師)
  • 株式会社なかいまち薬局 代表取締役社長
  • 日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師
  • 日本在宅薬学会 バイタルサイン エヴァンジェリスト
  • 在宅療養支援認定薬剤師

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