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2020.4.24

子どもに薬を飲ませる方法

子どもに薬を飲ませる方法

子どもに、お薬を飲ませるのが、一苦労とおっしゃる方が多いですね。でも、お薬を無理に飲ませてしまうと、せっかくの薬を吐き出してしまいかねません。

そこで、本記事では、体調を壊しやすい子どもが、薬を安全に飲めるよう、子どもにお薬を飲ませる方法について、アドバイスをさせていただきます。

薬を嫌がるのはうちの子だけ?

子どもの約8割は、お薬が大嫌いです。よって、どこの親も薬を飲ませるのに苦労しています。

なかいまち薬局・ぴょんすけ

大人もお薬が嫌いな人はたくさんいますので・・・

無理やり薬を飲ませ、むせて苦しそうに泣いている姿を見ると本当に辛いですよね。

しかし、ちょっとした工夫で薬を飲んでくれるようになりますので、安心してください。

納得させる

4~5歳くらいになると、子どもにお薬を使う理由を丁寧に説明すると、納得して飲んでもらえるようになります。

例えば、「このお薬を飲んだら、痛いのが治るよ。」と説明し、実際に症状が治まれば、子どもながらに薬の効果を実感してくれます。

その後、「お薬を飲んだからよくなったね。えらかったね。」と褒めてあげると、成功体験がインプットされ、薬嫌いを卒業するきっかけになります。

薬は病気を治すために飲むもの

「薬を飲まないとおもちゃを買ってあげないわよ。」とか、「遊びに連れて行ってあげないから。」などと、ネガティブなことは言わないようにしましょう。

薬は、本来美味しいものではないことを教え、それでも元気になるためには、薬を飲む必要があることを伝えましょう。

「薬をしっかり飲んで治ったら、一緒におもちゃで遊ぼうね。」とか、「薬を飲んでよくなったら、みんなで遊びに行こうね。」など、ポジティブな言葉で、自分から薬を飲んでもらえるような手助けをしましょう。

基本は医師や薬剤師の指示通りに

薬を子どもに用いる際には、薬剤師の指示通りに飲ませてください。

子どもが嫌がるからと言って勝手に中止すると、症状が悪化することもあります。

また、親の判断で、炭酸飲料やスポーツドリンク、果汁の多いジュースなどと混ぜて飲むと、薬の吸収や効果に影響を与えてしまうことがあります。

なかいまち薬局・ぴょんすけ

水だけで、お薬を飲めない場合は、薬剤師へご相談くださいね。

薬の種類別の飲ませ方

子どもにも個性があり、嗜好もそれぞれ違います。

次にお伝えするのは、子どもに薬を飲ませる際の一般的な飲ませ方です。

粉薬の飲ませ方

粉薬には、水かぬるま湯を少量加えて溶かし、スプーンで飲ませるとむせずに飲むことができます

しかし、顆粒状の薬の中には、苦味を甘味成分でコーティングしてある場合もあり、すみやかに飲まないと、苦み成分が出てくる場合があるので注意しましょう。

そして、飲ませた後は、薬が口の中に残らないように、さらに水を飲ませます。

補足

子どもの目の前で好きな食べ物に薬を混ぜたり、普段飲んでいるミルク等に混ぜることはオススメしません

薬が嫌いになるだけでなく、好きだった食べ物を嫌いになり、成長に必要なミルクも飲みたがらなくなってしまうケースがあります。

できるだけ、こまめに水等で飲み込ませるなど工夫しましょう。

また、お薬によっては飲食物と混ぜると逆に苦味が増して飲みにくくなったり、お薬の効果が弱くなったりするものもあります。

お手数ですが、飲み合わせ、飲ませ方については、薬剤師に都度ご相談下さい。

錠剤の飲ませ方

錠剤が飲めるようになる年齢は個人差があり、一般的には幼稚園の年長から小学生くらいで飲めるようになります。

錠剤は、口やのどにくっつきやすいため、薬を飲む前に水で口を湿らせてから錠剤を舌の奥に置き、すぐに水を飲ませます。

なかいまち薬局・ぴょんすけ

慣れない場合は、のどに詰まらせないように気を付けましょう。

なお、錠剤によっては形状のまま摂取する必要がありますので、錠剤を細かく砕いて飲ますのは、おすすめできません。

もし、細かくして飲ませたい場合は、口の中で溶けるチュアブル錠などもあるので、薬剤師に相談してください。

こんなことにも注意しましょう

更に、以下点につきましても、ご注意を頂きお薬を飲ませるようにしましょう。

無理やり飲まさない

大泣きしている時に無理やり飲ませようとすると、気管に入ってしまうことにもなりかねません。そんな時はいったんあきらめて様子を見ましょう。

また、機嫌よく寝ている時に、無理に起こして薬を飲ませるのもやめておきましょう。多少の時間差があっても、薬の効果が変わるわけではありません

なお、食後に薬を飲む場合、お腹がいっぱいのため嫌がる子もいます。

1日に2回服用する場合は、9時間ほど開けるようにし、1日に3回なら5時間ほど間隔をとるようにすると、食前や食後にそれほどこだわる実用もありませんが、薬剤師に相談していただくと薬を調整できる場合もあります。

同じ効果のある薬に交換してもらう

子どもによっては、粉薬は飲めないが、小さな錠剤なら飲めるなど、薬の形状にも好みのタイプがあります。

そんなときは、形状が違っても同じ成分の薬がある場合もあるので、薬剤師にご相談ください。

また、どうしても薬が飲めない場合は、塗り薬や座薬などで病気が改善できるかも知れないので、その際も薬剤師にご相談ください。

まとめ

子どもの具合が悪いときは、しっかり薬を飲んでほしいと思うのが親心です。

せっかく飲ませた薬を吐いたり、むせてぐったりする姿を見ると、薬を飲ませることに罪悪感さえ覚えてしまうこともあるものです。

「うちの子だけがどうして?」と思いがちですが、薬が上手に飲めない子どもを持つ親は全体の8割を占めています。

一人で悩まず、不安や疑問があればどんなことでも、薬のプロである薬剤師にご相談ください。

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